マッサージでのセラピーが
なぜ古くから人に愛されるのか?
必要性と価値を
くわしく解説します。
触覚を刺激する、というパワー
肌と肌の接触、
とりわけマッサージは
非常に心地よいものです。
心地よく感じる理由は
皮膚が最大の器官であることと
関係しています。
皮膚には複合的で
多機能なレセプターが
密に存在しています。
これらレセプターは
圧、温度、痛み、痒さなど
数多くのメッセージを受け取って
神経を通して体や脳に
信号を送る役目を担っています。
私たちセラピストが
マッサージなどによる接触を開始すると
脳が化学物質を血管に放出し
落ち着いた感覚を与えます。
その中でも特に
心地よい気分にする
"オキシトシン"の
分泌が高まります。
オキシトシンは
高まれば高まるほど
信頼感,愛着を促進します。
さらには
触れるということを通して
人と人との繋がりを強化します。
また、触れることで
コルチゾールの分泌を
減少させる手助け
も行なっています。
これは特に重要です。
コルチゾールというホルモンは
ストレスを感じた時、
ストレスを緩和する目的で
すぐに放出されます。
現代は、仕事や家庭,人間関係など
典型的なストレス社会です。
ストレスに対処しても
また次のストレスが発生するため
コルチゾールの分泌が慢性化します。
コルチゾールが常に放出されると
余ったコルチゾールが体に残ります。
コルチゾールが体に残ることで
疲れが慢性化するのです。
触れるというパワーは絶大!
人はマッサージという
セラピーを通して
単に癒されるだけでなく
リンパの流れを促進し
血液循環を高め
皮下組織を再生させ
痛みを軽減し
スキンコンディションの
改善まで手助けしています。
ここにアロマのパワーが加われば
よりパワフルな癒し効果が
期待できそうです。
皮膚と感覚
五感を刺激することで
セルフケアでは味わえない価値を
提供し続けることが、
私たちセラピストの役目でもあり
偉大なミッションでもあるのです。
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