アンチエイジングにも関係が深い
『骨ホルモン』に
ついてお話いたします。
骨の成長のしくみ
骨の成長や形成は、
骨をつくる『骨芽細胞』と
骨を壊す『破骨細胞』との
連携によって成り立ちます。
骨は壊しながらつくる
を繰り返しており、
代謝するのに約3か月かかる
とされています。
これは、全身の骨が
一度に代謝する
ということではなく
全身のいたるところで
小さな代謝が
繰り返されているのです。
いま骨が完成したかと思えば
別の部位では
これから骨を壊しにかかる
というように
骨をつくるシステムが
同時進行で
進められているのです。
全身の骨すべてが
完全に入れ替わるのに
約25年もの月日がかかると
いわれています。
いかにコツコツと代謝を
繰り返していることか
ご理解いただけるでしょう。
骨と関係の深いホルモン
骨をつくる骨芽細胞は
オステオカルシンという
ホルモンを分泌しています。
オステオカルシンは、
『骨ホルモン』と呼ばれ
骨をつくるだけでなく
アンチエイジングにも
大きな影響を与えています。
オステオカルシンが
たくさん分泌されていると
骨密度が上がりやすく
なりますし
老化を加速させる
AGE(終末糖化産物)を
体内に溜まりにくくさせる
ことが示されています。
他にもオステオカルシンは
インスリン分泌を促して
血糖値を下げたり
肝臓に働きかけることで
脂肪をためにくくする
ことがわかっています。
オステオカルシンの
分泌を促すには、
骨密度を上げる必要があります。
骨密度を上げるには
『食事と運動』の
両側面からサポートする
必要があります。
食事では、
カルシウム
ビタミンD
ビタミンK、
ビタミンB6,B12
を摂ることと
足りていない場合には
サプリメントなどで
補給することが大切です。
カルシウムやたんぱく質を
毎日しっかりと摂取して
骨を強くしましょう。
アルコールやカフェインは
カルシウムの吸収を
阻害するだけでなく
外に排泄してしまうので
過剰摂取はよくありません。
これからの時代は、
オステオカルシンの分泌が
見た目はもちろんのこと
全身の若々しさや美しさを
司っている、
と考えてよいのかもしれません。
[…] 骨密度を上げて美容とアンチエイジング! […]
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