前回に引き続き、今回のブログでも
アロマセラピーの科学と
精油の作用について
くわしく解説します。
クレオパトラとアロマセラピー
絶世の美女として名高い
クレオパトラの妖艶な魅力のひとつに
香りがあります。
バラの香水風呂に入り
バラの花びらを敷き詰めた
寝室で身体を休めた
という逸話は
非常に有名な話です。
薔薇の精油やエッセンスの
『香り』だけでなく
薔薇が持つ効能のすべてを
皮膚から吸収させていた、
という視点で考えると
クレオパトラのとても優雅で
ロマンチックで贅沢で
羨ましいほどの優美な世界を示す
貴重な逸話と
いえるでしょう。
心と身体の繋がり
精油(エッセンシャルオイル)は
さまざまな方法で
身体の中に入れることができます。
いちばん早い方法は
嗅覚系を通して
取り込むことです。
香りの分子は吸入すると
真っ先に大脳辺縁体に
影響を与えます。
大脳辺縁体は
脳の原始的な部分で
記憶
本能
生命機能
などの役割を
つかさどっているため
ここに精油の分子を
送り届けることで
高い効果が期待できる
という仕組みです。
この仕組みを治癒といい
癒すという考え方のことを
指しています。
*治癒は治療ではありません。
ご注意くださいますよう
よろしくお願いいたします。
精油の作用
精油(エッセンシャルオイル)には
心理的にも
生理的にも
両方に影響を与えて
ホルモンの活動を促進したり
消化を高めたり
副鼻腔の緊張や筋肉の痛みを
和らげたりする
という作用があります。
もちろん精油は
皮膚からの吸収を通して
体に取り入れることも
できるのです。
肌に塗布すると
浸透を開始してから
20分~100分ほどで
オイルの成分が吸収されます。
香りの分子は、皮膚から
吸収されるスピードと
鼻腔系を通して
吸収されるスピードとでは
まったく比較できないくらい
大きな違いがあります。
なのでアロマを塗布する部位が
顔や首、デコルテなど
鼻腔系に近ければ近いほど
素早い効果が期待できる
という特性を活かせるのです。
鼻腔系からの吸入によって
精油(エッセンシャルオイル)の分子は
まず、肺や肺胞に到達します。
循環器や脳に送り届けられると
自律神経のバランスを調整したり
傷の修復や痛みの緩和に役立ちます。
アロマはとてもパワフルです。
香りを取り入れることで
リフレッシュ効果がUPします。
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