紫外線予防と日焼け止めの働き

  
目安時間 4分  
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今回のお話はシンプルです。

紫外線予防の重要性について
お話してまいりまます。

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤ってどんなもの?

日焼け止めに記載されている
SPF値を決める検査規定は
世界基準で測定します。

日焼け止めを
2cm×2cm四方に
2ml量を置いて

どれだけ紫外線をブロック
できるのか数値で表したのが

SPF〇〇
PA+++です。

サンブロックの指標

サンブロックの指標ですが
1SPFあたり約15分です。

4SPFで1時間なので
40SPFだと
10時間のサンブロックが可能です。

たまに100SPFといった
高数値の日焼け止めを見かけますが
ほとんど意味がありません。

SPFの大きさよりも
2cm四方あたりに
2mlの量が基準、ですから

ちゃんと厚塗りできているか
どうなのか?が重要です。

何度も塗り直したりして
工夫すれば問題ありません。

数値が大きければ大きいほど
ただの気休めに近く、意味をもちません。

数値の高い日焼け止めは、
かえって肌に負担をかけるだけです。
紫外線ブロックの数値や内容は
妥当なものを選びましょう。

*WHO=UVインデックスでは
全世界のUV情報を
ネットで配信しています。

ここでは各国のUV情報や
長袖を着たほうがよい、などの
注意喚起が掲載されているので
参考になさってください。

紫外線吸収剤の代表的成分

◆オキシベンゾン
◆オクチノキサート
◆オクチサレート
◆ホモサレート
◆アヴォベンゾン

これら成分の特徴は
紫外線のエネルギーを
熱として放出する点です。

いったん紫外線を吸収して
それを熱に変えて放散するため
人によっては、痒みがでます。

これは、紫外線吸収剤の
成分が問題なのではなく
吸収剤が放出する熱が原因
となっています。

あせもができやすい人は、成分の影響で
あせもが悪化することがあるので
なるべく使用しないほうがよさそうです。

紫外線反射剤の代表的成分

◆酸化チタン
◆酸化亜鉛

これらの成分は
紫外線を反射・散乱させます。

紫外線の浸透を
ブロックする力があります。

ちょうど肌の上に
一枚のベールをのせるような
イメージに近いのですが

反射剤だけだと
塗った時に白浮きするのが難点です。
メイクの際は、白浮きのカバー法など
コツを掴むとよいでしょう。

 

紫外線ブロックと肌への負担

SPFを高めるためには
化学成分をたくさん混ぜないと
高SPF値を合成することはできません。

化学合成された成分は
肌に大きな負担をかけます。

紫外線をブロックしても
肌がボロボロになるようでは
本末転倒です。

紫外線を浴びる前に
肌にビタミンEとCを
しっかり補給すると同時に

積極的に保湿することで
肌の健康をキープしましょう。

 

紫外線対策 ~UVA波とUVB波~

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林 貴子

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