東洋医学の基本理論を
グッと掘り下げて
気血、陰陽、虚実といった
細かい話をしました。
病気の盛衰について
お話してまいります。
病気の盛衰とは
生命力のある,気に満ちた
よい状態の"正気"と
病気の原因である"病邪"の
二つに振り分けて
さらに病気の盛衰という
観点から迫ります。
病気の盛衰で振り分けると
"実証"と"虚証"の2つに
分けることができます。
実証について
まず、
邪気だけでなく
生気や精気が盛んで太っていたり,
赤ら顔や熱がある,
首が凝る,首が短い
声が力強い,脈が強い,
エネルギッシュに見える,
などの状態を示すのが
"実証"です。
実証タイプの人には,
病邪を追い出すことが
重要であるため
短時間に,強い力で揉んだり
体重をかけて押したり
熱を取り除くような内容の
施術をします。
虚証について
反対に
ほっそりと痩せて
唇や爪の色が薄かったり
色白,小声で話す,無気力,
手足が冷たい,
などの状態を
"虚証"といいます。
虚証タイプの人には,
生命力である生気や精気を
活性化させることで
エネルギーを補います。
強い力には耐えられないため
弱くじんわりと力を伝え
温かい手で柔らかく
揉んだり押したりすることで
元気をうながします。
身体の状態を見極めて
このような区別をつけていく
東洋医学の奥深さには
目を見張るものがあります。
サロンの施術や日常に
活かすことができたなら
きっと彩り豊かでしょう。
[…] 東洋医学の神秘~”実証”と”虚証”~ […]
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