日本国内で販売されている健康食品は、
大きく2つにわかれる、
というお話をしました。
『サプリメントの表示』に
ついてお話します。
”天然”と安全は別物です!
"天然由来"や"自然"という
表記を目にすると
身体によさそうなイメージを
思い描くのですが、
天然だからといって
安全・安心であるとは
限らないのです。
天然・自然由来成分を
原料とする製品であっても
原材料を調達している
産地の気候や天候の他、
収穫時期なども
成分の構成や内容に
大きく影響を与えます。
サプリメントの品質と天然由来の関係
サプリメントとしての
内容成分を一定に保つには、
品質管理の上でも
原材料の調達が
安定して賄えなければ
意味がありません。
また、天然由来であっても
土壌や残留農薬など
後天的な懸念が
絶えずつきまとうため
製品化された段階で
経口するときに必ずしも
安心安全なのか、不明です。
”濃縮”は本当に有効?
"有効成分"の凝縮タイプは
効きそうなイメージを
思い描くかもしれません。
特定の成分を効率的に
摂取できるのでは?と期待して、
錠剤やカプセル状の製品を選ぶ人が
多く見受けられます。
安全性や有効性について
エビデンスがないものを
よく調べることなく
自己判断だけで
過剰摂取してしまうと
有害な影響を及ぼす場合が
あるので、要注意です。
有効成分だけでは判断できません!
有効成分が入っているから、
と表示の内容を
鵜呑みにしてしまうと
誤ってさまざまな影響を
受けることがあります。
有効成分が確かであっても
製品化する段階で、
原材料の品質や純度など
大切なことが
変化していたりします。
材料の情報が、そのまま
製品情報であると
あてはめて考えることは
できないのです。
[…] サプリメントの有効成分はどこまで信頼できますか? […]