前回のブログでは
色素沈着のカギを握る
メラニンについてお話をしました。▼
今回のブログでは
肝斑とホルモンの影響について
解説してまいります。
ホルモンと色素沈着
ホルモンの影響を受けると
メラズマといって
べたっと張り付いたような
色素新着が形成されます。
メラズマは,またの名が
肝斑(クロアズマ)
としても知られており,
さまざまなホルモン刺激が原因で
色素沈着が生じやすいのが特徴です。
ホルモンが刺激され
ホルモンバランスが変動する
代表的な要因としては
『ストレス』と『妊娠』の
両方があげられます。
肝斑が形成されるメカニズム
メラズマは,
妊娠中や授乳中に
エストロゲンという
ホルモンの影響を受けて
激しい色素沈着を
引き起こします。
目の周りや
頬の高い位置のほか
鼻をまたいで顔の中央に
蝶型のパッチが
形成されるのが特徴です。
妊娠をきっかけに
エストロゲン値が上昇して
色素沈着が進むことにより
上記のような症状に至ります。
避妊薬と肝斑との相関関係
経口避妊薬やパッチ避妊薬など
ホルモンバランスに影響を与える
薬を使用している場合も
シミができやすくなります。
エストロゲン値が高くなるため
(=疑似的に妊娠している状態)
肝斑ができやすいのです。
ホルモンバランスによるシミは
改善するのが非常に困難です。
薬の影響についてもよくよく
吟味なさることをお勧めいたします。
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