今回のブログでは
光老化(UVA)について
解説してまいります。
紫外線UVA波とUVB波の特徴と違い
紫外線の95%はUVAです。
紫外線UVA波は
アンチエンジングに関わる光線で
真皮層にまで到達するほど
波長が長いのが特徴です。
コラーゲンやエラスチンなどの
タンパク質構造をじわじわと
破壊することがわかっています。
紫外線の残り5%がUVBです。
紫外線UVB波は
おもに表皮層に影響する光線で
メラノサイトを刺激することで
シミを増やしたり濃くしたりします。
全体にメラニンが濃くなるので
日焼けやサンバーン(やけど様)の
予防対策が必要です。
ですが、紫外線のほとんどが
UVAであることを考えると
目に見える実感を伴わないうちに
じわじわと肌に影響するので
季節にかかわらず
日々のUVA対策が必須
といわざるを得ません。
UVAとはどれほど浸透する光線なのか
世界保健機関(WHO)は
UVAの透過率が
雪と水で最大80%
砂と舗装道路で25%
ガラスで85%
あると認定しています。
曇った空や
暗い日中や
日陰であっても
80%のUVA光線が透過し
それを遮る方法はない
という事実を肝に銘じましょう。
光老化(UVA)に対する予防と対策
UVAとUVBは、細胞毒性や
発がん性を持っていて
毛細血管のダメージや浮腫、
水分蒸散やバリア脂質の喪失に
大きく影響を及ぼしています。
残念ながらほとんどの人が
UVBに対しては、積極的に
日焼け止めを使用したり
予防に熱心ですが
UVAに関しては、無頓着な人が
多いのが実状です。
次回のブログでは
色素沈着のメカニズムについて
みっちりと解説いたします。
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