お肌を守るために大切なのが
紫外線対策です!
今回はUVB波のお話です。
UVA波のお話はこちら
UVB波と日焼けによる炎症
UVB波の特性は
紫外線によるダメージを直接、
体に与えることで知られています。
紫外線ダメージによって
メラニンが刺激されると
メラニンがメラニンをさらに形成します。
メラニンの数を増やす意図は、
細胞のDNAへのダメージや
炎症から肌を守るためです。
また、新しくつくられたメラニンは
もとから存在していた
古いメラニンに比べると
若いということもあって
動きが活発で、勢いがあり
非常に元気です。
UVB波の攻撃から
肌を守るためだけに
誕生したはずなのに
UVB波の働きを武器に変えて
さらにとんでもなく
活性してしまうのです。
UVB波が肌に及ぼす影響
新しいメラニンは
紫外線から肌を守る
という観点からみれば、確かに
肌(皮膚組織)を守っています。
ですが、肌を守ろうとすればするほど
活性酸素が大量に発生する、という
望ましくない状況を引き起こします。
ほかにも、活性酸素は皮膚に
長い期間とどまる性質があるため
肌を守りながら
肌を攻撃してしまう、といった
矛盾がおこるのです。
肌の色が明るい人ほど
日中の日光(紫外線)にあたると
15~30分以内に
皮膚が赤くなります。
特に顔や胴体、首は
紫外線に対して敏感です。
顔や首は、手足に比べると
2~4倍も炎症を起こす
確率が高くなるので要注意です。
あんまり焼けてないから
まだ大丈夫!などといって
手足だけをみて
焼け加減を判断していると
実は、顔が真っ赤になっていた…
ということにもなりかねません。
まっ赤に焼けるほどの
日焼け(炎症)のことを
サンバーンといいます。
日焼けした皮膚の状態が、
『火傷(やけど)』という意味です。
UVB波のダメージ対策
UVB波の影響による
皮膚細胞とDNAダメージが
あまりにもひどいと
皮膚表面が真っ赤になります。
たとえ痛みを感じなくても
これ以上のUVB波による
刺激を避けて
はやく冷やしたり
水分補給して、という合図です。
その際は、鎮静効果のある成分や
保湿効果のある成分を取り入れて
肌にうるおいを与えるよう、強くお勧めします。
そうはいっても皮膚には
炎症によるDNAダメージの50%を
24時間以内に修復する機能
が備わっています。
この機能によって
だいたい2,3日後には
ほとんどのダメージを
修正するのですが
なかには
修復されない細胞ダメージが
そのまま残ることとなり
これが蓄積されると
のちに重大な結果として
現れてしまいます。
皮膚がんのリスクは
生涯に浴びた紫外線の量と
関係があります。
日光や人工的(蛍光灯)など
紫外線(ひかり)の対策をすることは
現代では、生命を守るためにも
欠くことのできない、大切なことです。
[…] UVBと日焼けの関係とリスク […]