前回のブログでは、
薬を飲んでいる時には
身体が変わるため
光に対する感受性が強くなり
日焼けしやすかったり
水分が流れやすくなることから
乾燥しやすくなる、
というお話をしました。▼
今回のブログからしばらくは、
色素沈着の仕組みについて
くわしく解説いたします。
シミ(メラニン)ができるプロセスとは?
肌が不安定な状態の時に
さらに花粉や大気汚染など
他の要因が重なると
細胞(DNA)を守ろうとして
メラノサイトが発動し、
メラニンを量産し始めます。
この時、過分に産生されたメラニンで
受け渡しされることなく
余ったメラニンは、リンパの流れにのせて
体外へと排泄されます。
肌の色の違いはメラニンの量とメラニンの大きさで決まる
メラノサイトはちょうど
手のひらを広げたような形で
表皮基底層に存在し
メラノサイトの中だけで
メラニンを生産しています。
色が黒い人と白い人の
決定的な違いは
産生されるメラニンの量と
メラニンの大きさにあります。
メラノサイトの中で
産生されたメラニンは
メラノソームに包まれて
ひとつのパッケージ(小包)
というカタチで量産されます。
メラニンがたくさん詰まった
小包(パッケージ)を
大量に生産して
細胞に移送することが
メラノサイトの働きです。
ちなみに美白剤は、できてしまった
シミ(メラニン)に働きかけるのではなく
メラノサイトにアプローチを
しているということを
補足としてお伝えしておきます。▼
[…] 色素沈着を引き起こすメラノサイトの役割 […]