美肌は皮膚理論に基づいた考え方でつくるべし

  
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肌のバリア機能を強化すると

肌が丈夫になり
アンチエイジングに繋がる理由

について解説いたします。

美肌づくりの前に覚えておきたい皮膚理論

人間の皮膚のPHは弱酸性で
PH4.5〜PH6.5のいずれかに
属しているのが普通です。

もっと厳密にいうと
皮膚(皮膚組織)のPH値ではなく
肌表面の皮脂膜のPH値という意味です。

ここでは、皮脂膜とは

肌表面に潤いをもたらす
天然のベールのようなもの

と考えておいてください。

汗(水分)や皮脂(脂分)

分泌のあと皮膚表面上で
常在菌の働きが加わることで
互いに溶け込み、混ざり合います。

この汗(水分)と皮脂(脂分)が
混ざりあって融合した状態
皮脂膜の正体です。

つまり皮脂膜は

身体全体(皮膚)を
くまなく包み込むことで
身体を守っている

というわけです。

汗と皮脂の分泌量(皮脂膜)の
バランス状態がよい=(イコール)
肌のコンディションがよい、です。

お肌がダメージを受けても
すぐに最適化が可能です。

つまり肌(皮脂膜)をPH5.5を
キープし続けることではじめて

素肌でいても透明感のある
美しい肌が持続するのです。

ですが、

年齢を重ねながら自然体のままで
PH5.5を保ち続けることが

だんだんと難しくなるのも事実です。

 

男女によって大まかに肌タイプが違う理由

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男性の場合

男性は

年齢を重ねるとホルモンバランスの影響で
汗よりも皮脂の分泌量のほうが多くなります。

そうなると肌のPH値が
正常を示すPH5.5から徐々に
PH4.5へと近づき始めます。
(皮脂が酸性に傾いていく)

男性に脂性肌が多いのはこのためです。

女性の場合

女性は

年齢を重ねるほどに
汗も皮脂も出にくくなるため

PH5.5からだんだんと
PH6.5に近づきます。
(皮脂が中性に傾いていく)

女性に乾燥肌が多く見られるのは
これが一番の理由です。

汗と皮脂のバランス

脂性肌や普通肌、乾燥肌
ニキビ肌や敏感肌や
老化肌など、いろいろありますが

『肌のタイプ別に分類分け』とは

汗と皮脂のバランス別に

区別する、という意味です。

まずは美肌や美白や
アンチエイジングを目指す前に

肌のコンディションを整えましょう。

 

常にコンディションが変化している皮脂膜

ほかにも、年齢や食生活や嗜好品、
ストレスやライフスタイルによる
身体の変化はもちろんのこと

化粧品や日用品など
何気なく使用する製品によっても

皮脂膜の状態は常に変化します。

皮脂膜のPH値の状態を見れば
その人の身体の状態まで推測がたつので

肌の状態を踏まえた判断をして
おおむね間違いありません。

また、年齢や職業、
ライフスタイルのあり方が
汗や皮脂の分泌量に
少なからず影響を及ぼしています。

なので、カウンセリングの際は

ライフスタイルや季節の変化、
普段のスキンケア法など

総合的に判断しながら
お話を聴くようにするとよいでしょう。

熟練してくると

肌を目視するだけで
肌からのメッセージが
手に取るようにわかります。

なので、まずは肌の仕組みを熟知することから
始めてみてください。

新しい視点での気づきや発見が
得られるはずです。

 

▼前回の記事はこちら

美肌の基本はいかに弱酸性に整えるかで決まります

 

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林 貴子

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