女性ホルモンの分泌量が
年齢とともに変化する、
というお話をしました。
ダイエットに適した時期について
お話してまいります。
黄体期のからだ
排卵の後は黄体期といって
どうしても浮腫みやすく
体重も1~2kg増加します。
この体重増加の正体は、
エストロゲンやプロゲステロンの働きで
体内に溜め込まれた『水分』によるものです。
ですので、急に太ったとか
ダイエットによる
リバウンドが起きた、
というわけではありません。
なぜか生理前になると
甘いものを食べたくなったり
食欲が増加する、だとか
気分的な変化が起こるのも
黄体期の特徴です。
また、生理が近づくにつれて
イライラしやすくなる、
肌が荒れやすい、といった
変化が起こります。
黄体期にこそ運動
水分を溜め込みやすいため
体が重だるく感じることから
エステティックでも
本来は、ゆったりとした
リラクゼーション系の
施術が体に適しています。
ですが、研究によると
黄体期にこそ運動をすれば
脂質代謝が活発になることが
明らかになっているため
この時期の有酸素運動は、
ダイエットに高い効果が
期待できるそうです。
これは、エストロゲンの
分泌量が高まることによって
ノルアドレナリンが刺激され
そのことによって
脂肪の代謝や分解に関わる
酵素リパーゼが活性し、
脂肪を脂肪酸と
グリセロールに分解する、
という仕組みに基づきます。
*参考文献
『女性アスリートの教科書』
(主婦の友社)
須永美歌子 医学博士
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