前回のブログでは
経皮吸収といって
毛穴をとおして
製品の成分が身体の中に
取り込まれている
というお話をしました。
使う内容の成分によっては
肌を敏感に反応させてしまうことが
あるという内容でしたが
『敏感肌』と
『敏感になった肌』とでは
明らかに肌質が違います。
敏感になった肌は、敏感肌と同じに見えますが
肌質がまったく異なるため、対処法を間違えると
他のスキンコンディションを
引き起こして悪化することがあります。
それぞれの特徴や対処法など
しっかり区別して理解しましょう。
敏感肌と敏感になった肌
敏感肌とは
遺伝的な体質による
ものです。
そもそも敏感肌という定義が
非常にわかりづらくて
曖昧なものとなっています。
『生まれもっての
デリケートで敏感な肌』
と定義されるようなケースは
実際にはごくわずかで
少数しか見受けられません。
敏感になった肌とは
何かあるとすぐに反応を
起こしやすい肌のことをいい
大気汚染や化学物質、PM2.5や
ライフスタイル、気候、etc...
外的要因の露出がきっかけで
誰にでも起こり得ます。
見分けるポイント
敏感肌も
敏感になっている肌も
どちらも刺激を受けると
素早く反応が起こります。
ですので、反応を目視しても
敏感肌なのか、それとも
たまたまいまだけ
敏感になっている肌なのか
見分けがつけにくいため
なかなか判断できません。
敏感肌の特徴は
見た目は肌のキメが薄く
透明感があるように
みえるのですが
実際には皮膚が薄くて
洗顔後のつっぱり感や
頬の赤み
かゆみ
色むら
のほかに
頬や鼻にクープローゼといって
毛細血管拡張がみられたり
普段からチクチクした感じや
小さな発疹に似た
吹き出ものが出たりします。
敏感になっている肌も同様です。
敏感肌の要因
どちらのタイプの肌も
環境的要因
( 気温,湿度,熱 )
または
ストレスや外的刺激
( 化粧品,スキンケア製品 )
に対して反応します。
統計的に世界中で
何百万人もの人が
自分の肌が
”敏感”である
と感じており
その人数も
継続的増加傾向にある
といわれています。
製品による反応として
2番目に多いのが
チクチク,ひりひり感ですが
その中でも特に
日焼け止めに反応する人が
多いそうです。
次の記事では
敏感になった肌の
原因と誘発要因について
くわしくお話してまいります。
[…] ”敏感肌”と”敏感になった肌”の違い […]
[…] ”敏感肌”と”敏感になった肌”の違い […]